離婚するときに悩むのが、弁護士に相談すべきかそうでないか。

ここではさまざまなケースにおいて、どんな状況になれば弁護士に相談すべきなのかをお話ししています。

目次

離婚問題を無料相談できる弁護士っている?

離婚するにあたって必ずしも弁護士が必要なわけではありません。まずは今抱えている離婚問題には弁護士が必要なのかどうかを見定める必要があります。

なかなか話が進まず、法律や裁判が関係してきてややこしくなってくると自分一人で離婚まで持っていくのにはかなりの労力が必要になってくるので、そうなると弁護士の力を借りたほうが良いでしょう。

弁護士が必要なケース

弁護士が必要なケースを紹介します。

相手と話し合いができない

夫婦が別居していて顔を合わせられなかったり、DV被害にあっていて同じ席で話し合いをすることが危険である場合、相手が離婚自体を拒んでいる場合などそもそも話し合いが出来ない場合に弁護士が代理人として話を進めるよう努めてくれます。

話が折り合いがつかない

子供の親権をどちらが得るかについての話や夫婦間での財産分与、養育費や慰謝料の金額についての問題はやはりなかなか納得がいくものではありません。

そういったときのために、弁護士が代理人となって話を進めてくれるのです。

無料相談ができるところ

ここでは無料で気軽に相談できるところをご紹介しています。

法テラス

法テラスの特徴は、1つの事件につき3回までなら無料相談が可能で、弁護士と相談することが出来ることです。この3回は、3回とも同じ弁護士に相談することも出来ますし、3回とも別の弁護士の相談することも出来ます。弁護士によって見方や意見が違うので、3回の無料相談で自分にあった弁護士が見つかるかもしれません。

また法テラスでは経済状況が厳しく、弁護士を雇うことが難しい方に対しての援助があります。経済状況が厳しい状態であっても条件を満たせば負担の少ない金額と返還回数で立て替えてもらえます。

地方の役所

役所での相談は、弁護士ではありませんが、離婚に関して気軽に相談出来ます。

相談も基本無料で行われているため、離婚について相談したいなと思ったら気軽に出来るのが一番のメリットです。

一方、平日の昼間にしか相談を受け付けていないことから時間の融通が利きづらかったり、弁護士を選べないため離婚専門外の弁護士に当たると曖昧な返事や的はずれな答えが帰ってきたりすることが注意しておくべきポイントでしょう。

法律事務所

弁護士は離婚を始めとする法律のプロですので、相談したときに調停から裁判の終わりまで、初めから終わりまでの相談に応じてもらえます。法テラスや役所の相談よりも先を見通しての相談が可能です。

ただし法律事務所での相談は1回きりで約10分~30分と時間が決められていること場合がほとんどなので、あらかじめ相談する内容をまとめておく必要があります。

弁護士の選び方

ひとことで弁護士といっても、債務問題に強い弁護士であったり刑事事件を得意とする弁護士がいるように、離婚問題が得意な弁護士も存在します。

離婚や男女間の問題に強い弁護士であれば適切なアドバイスを受けることができ、スムーズに離婚までの段階を進めることができます。

離婚問題に強い弁護士を選ぶ際のポイント

気になる弁護士を選ぶ際のポイントを、かんたんに3つお話しておきます。

1.数多くの実績がある

何よりも重要なのは、離婚問題に何度も関わっていて無事成功させた回数が多く、経験に富んでいるという、実績のある弁護士を選ぶことをおすすめします。

2.相談者主体で考えてくれる

ただ離婚問題に詳しい、それだけではあまり良い弁護士とは言えません。

調停や裁判以外の解決策を提示してくれたり、その解決方法の良い面、メリットだけでなく悪い面やリスクもしっかりと提示してくれるような弁護士が良いでしょう。

3.気軽に相談できる

弁護士を雇ったところで思っていることや悩みを相談できなければ意味がありません。

相談者の悩みや疑問に真摯に向き合い、一緒に問題を解決しようとしてくれる姿勢があるかどうかはとても重要です。

また人気があり、数多くの案件を持っていたりしてなかなか相談ができなかったり、まめに連絡を取ることが出来ない弁護士には注意が必要です。

相談者としては一刻も早く解決したいと願っているのに、なかなか連絡が取れないせいで全然話が進まないなんてことがあってはいけません。

相談前に準備しておきたいことや相談内容について

相談前にまとめておくべきこと

大前提として離婚の原因となった事柄、夫婦お互いの財産状況、今後の自分の意志などを明確にしておかないと、離婚しようにも話が進みません。

それに加え、離婚を望む原因が不倫などであればその証拠を用意しておくと今後の話の展開や有利に進められるかどうかなども変わってきます。

早めの解決や、先を見立てた相談をしたいのであれば、用意しておくべきです。

相談時に聞いておくべきこと

そもそも離婚できそうなのかどうか

まずは離婚ができそうなのかどうかという最も重要なポイントを聞きましょう。

色々準備し、満を持して調停や裁判に向かったとしても最終的に離婚すべきでないという判断をされてしまうと、これまでの話が水の泡になってしまいます。

そうならないためにも、今この状況で離婚できそうなのかある程度見通しを立てておきましょう。

自分の希望がどれくらい通りそうか

慰謝料や養育費の希望額、親権はどうなるかなど自分が希望している事柄が現時点でどの程度通りそうなのかを確認しておくと良いでしょう。

通りそうでなければ、どういった対策をすれば自分の希望に近づけるのかなど、自分が妥協できそうなポイントがあるかどうかを確認しておくと安心です。

 

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