離婚することは自分だけでなく子どもにも大きな影響を与えます。離婚は自分にとっていいことなのか悪いことなのか。ここでは離婚することによってのメリット、デメリットをお話します。
目次
離婚するメリット
離婚したいと考えているということは何かしらの問題があるということ。離婚することのメリットをを知れば判断材料が増えるはず。ここでは離婚のメリットについてお話しています。
ストレスからの開放
一番の大きなメリットといえばストレスからの開放が挙げられます。
離婚するということは少なくとも性格の不一致や金銭的問題、DVなどの不満があるということです。
知らず知らずのうちに生活の中で相手に気を使っていたことによるストレスや、夫婦のギクシャクした関係に悩まされることがなくなり、心身の負担が減ることで気持ちがスッキリするのではないでしょうか。
自分の時間や子供のための時間を作ることができる
女性の場合、今までやっていた家事の量が減り自分の時間が増えるのでその時間を好きなことに使えます。
新しいことに取り組んだり、出会いを探したり、育児に専念することができたりと自分や自分の子供のために時間を割くことができます。
お金を自由に使える
男性の場合は今まで働いて給料をもらってもお小遣い制だったり、家庭にお金を入れていたことから満足に使えるお金がなかったかもしれません。ですが離婚すれば今まで家に入れていたお金を自分で使うことができます。離婚することで養育費や慰謝料などを支払わなければいけないかもしれませんが、離婚前より使えるお金は増えるでしょう。
離婚することによるデメリット
離婚することによるメリットは大きいですが、メリットだけではなく少なからずデメリットが存在します。ここでは離婚することのデメリットについてお話しています。
経済的に苦しくなる恐れがある
今まで2人で生計を立ててきたのが離婚することによって自分1人で生計を立てなければいけないため経済的に困窮してしまう恐れがあります。
結婚生活中に専業主婦をしていたり共働きでも相手の収入が生活の中心であった方に見られるデメリットで、離婚後は生活を送れるだけの収入を得る必要があります。養育費や助成制度などの支援もありますがそれだけでは生活できませんし、養育費に関しては最後まで支払われる保証はないということを頭に入れて生活したほうが良いでしょう。
育児に大きな影響を及ぼす
離婚による名字の変更や引っ越し、親の学校行事の不参加などは子どもに影響を与えます。
ライフスタイルの多様化はしてきていますが、これはあくまでも大人の間での話。
子どもは他の家庭との違いを感じてほぼ間違いなく寂しい思いをすると言っても過言ではありません。
また子どもだけでなく親にも影響があります。親権を得た親はすべて1人でこなさなければなりません。家事や仕事をすべてやらなければいけない上に病気になった時の看病や送迎などの予測できない出来事も自分でする必要があります。子どもがある程度自分でできるならいいのですが、そうでない場合は他人に頼れずに苦労する可能性があります。
精神的な負担が大きくなる
離婚するということは身近に頼れる人がいなくなるということです。
嫌な部分があって別れたとはいえ最初から嫌いではなかったはずです。支えてくれる人がいなくなるとやはり精神的な負担がどうしても大きくなってしまい、心細くなったり不安を感じることがあるかもしれません。
離婚する前に見直しておいたほうが良いこと
離婚のメリットとデメリットを見て離婚していいのかどうか迷ったのであれば、まずは離婚したい原因を明確化するといいでしょう。紙に書き出すなど目に見える形で嫌な部分、どういやなのか、離婚する以外に解決する方法はないかなど離婚したい理由を突き詰めてみることで離婚することがメリットになるのか、デメリットになるのかが考えやすくなります。
自分にとって相手の嫌な部分が見えてきたら、自分にとってだけではなく離婚が子どもに及ぼす影響も考えましょう。離婚のタイミングは子どもにとって非常に重要です。離婚は親同士の都合であり子どもは当事者ではないので、そのことと自分の離婚することによるメリットとデメリットの釣り合いをよく考えて離婚するかを決めましょう。