離婚の原因は様々あると思いますが、2020年の司法統計ではどのようになっているか男女別に見ていきましょう。
目次
男性が離婚を決意した理由トップ5
男性が離婚したいと思った理由の上位5つがこちら。
1位 性格の不一致
性格が合わなかったという理由については、結婚前に分からなかったのか?と言われがちですが「結婚してから妻が豹変した」「出産を機に冷たくなった」など、結婚後の環境変化で心変わりし、離婚に踏み切る方が多いようです。
2位 精神的虐待
妻側からの精神的虐待は、暴力を伴わない精神的苦痛を相手に与える事、例えば「暴言」「しつこく嫌味を言う」「人格否定」「長時間の説教」など夫を精神的に追い詰めるような言動や、ゆっくりできる時間や居場所を奪うようなことも含まれます。
3位 金銭的問題
金銭的問題とは家計を顧みず浪費する、ギャンブルに没頭し散財するなど、家庭の経済力以上の金銭的負担を強いることです。
4位 異性関係
浮気や不倫による異性関係が原因となっています。背景としては、ここ数十数年で女性の社会進出やSNSの普及が増加し、浮気がしやすい環境が整ってきているのも原因として考えられます。
5位 家族との人間関係
義父母や親族など同居の有無に関わらずトラブルはつきものです。常識の範囲内を超えた干渉や、親の介護問題など夫婦関係に溝を作る原因となってしまいます。
女性が離婚を決意した理由トップ5
女性が離婚したいと思った理由の上位5つがこちら。
1位 性格の不一致
男性の1位と同じですが、いくら恋愛した末の結婚でも、現実は甘いものではありません。夫婦生活は共に苦難を乗り越え行かなければならない関係であり、良いことばかりではありません。
2位 金銭的問題
夫が生活費を渡さない、そもそも働かない。ギャンブルなどにハマり借金があるなど、普通の家庭生活が維持できないほど負担をかける場合など、昨今の不況の影響もあってか女性の2位にランクインしています。
3位 精神的虐待
夫側からのモラハラなど、精神的な苦痛は心を蝕んでいきます。自分のルールを押し付けたり、昭和さながらの亭主関白を前面に出すと、それはもう虐待となんら変わりありません。
4位 身体的暴力
殴る、蹴るはもちろんのこと、髪を引っ張る、抑えつけるなど体に何らかの力を加える行為は暴力とみなされます。たとえ相手にその気がなくとも、受けた側に肉体的苦痛が伴えばDVと考えるのが普通です。
5位 異性関係
いままで女性の離婚原因で、浮気や不倫は上位にランクインしていましたが、ここ20年で変化しているようです。夫が浮気をする場合は、ある程度金銭的ゆとりがあるからこそですが現在はそのような層が減少していると見ることができます。